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嬉野流考えた人が徒然ながらにしゃべくるブログ

将棋の嬉野流を開発したおじさんの独り言です

棋力向上のためには何が必要か? その1

うってかわってとんでもない話題にしてみる(苦笑)

私の成長例は非常に特殊なのでまったく当てになりません。なんせ物心ついた頃には道場2〜3段で小学校入学の頃には既に大人とも良い勝負してた、という非常識なものだったので。

ですがそんな私が言えることは3つあります。

1つは棋力の近い人と平手の実戦を多くこなすこと、出来ればライバルとして切磋琢磨出来る人が望ましく、相互にライバル心を持てると最高です。何故なら目標を持つことでヤル気と張り合いが出ます。ネット将棋でも良いですが、出来れば道場などで定期的に顔を見れる人だと個人的にはなお良しだと考えます。私の場合だと幼少時代はF浦さん、小〜高校生時代は県代表を取った2名のアマチュアの同年代の方が挙げられます。

次は良い意味で負けず嫌いであること。負けを薄めたり認めない人は大体伸びません。言い訳もしかり。私もよくツイッターとかで言い訳してますが(苦笑)実は内心煮え繰り返っており、その相手は脳内の「次は必ず倒すリスト」に掲載されます。2連敗したら間違いなくタブトップです(笑)元から限られた時間の中での趣味なので、ここで濃密さと真剣さに違いが出ると思います。オレは研究とか棋譜並べとかを全くやりませんが、その代わりに脳内将棋盤は結構活動してるハズです。まあそうでなければ嬉野流がここまで進化することは無かったでしょう。

最後に駒落ちを嫌がらないこと。よく平手とは感覚が違うので駒落ちはちょっと・・・とか、負けた時に悔しいのでイヤだとか言う人を見かけますが、駒落ちは平手の大事な感覚を養う格好の機会だと思います。オレは実戦のみで将棋と向き合って来ましたが、駒落ちから叩き上げて来て、なおかつ駒落ちの上手も多く持ったおかげで、将棋から少しの間離れても感覚が鈍りにくいと感じています。実力差があり過ぎる相手との平手は、余程のことがないと勉強にすらならないことが殆どだと思います。そんな一手間違えただけであとは圧殺される平手よりも、駒落ちでのギリギリの鍔迫り合いを身体で覚えて欲しいものです。駒落ちには二枚落ちまでは上手の弱いところを攻めることに加えて基本となる数の攻めと大駒を切るタイミング、二枚落ちではそれらの集大成。飛車落ちと一丁半は上手の角が加わった強靭な受けを攻め倒す攻めのセンス、角落ちは上手の攻めを受けつつも勝ち切る能力を。ネット将棋全盛の今では駒落ちは難しいかもですが、これらを段階を踏んでやればちょっとやそっとでは折れない、強靭な将棋の背骨が出来ると考えます。

偉そうにいろいろ書きましたが、やはり目的を持って良質な実戦をこなすのが、遠いようで一番の近道だと思います。

そういう考えを持っていることもあって、私はまさに力戦戦法である嬉野流を他人にはあまり勧めないのです。

本音を言えばこれらを卒業してから触ってもらう分には歓迎なのですが、広まってしまったので今更な話ですけどね。

 

新版嬉野流において気をつけたいこと その2

三手目の引き角を保留することで、相手の駒組みへの対応力が大幅に増えました。

何が何でも引き角棒銀からの速攻!と言うわけではないし、当然それも出来ます。

他にも相手の振り飛車に対して、角道を閉ざした相振りも選択肢に入ります。

まさに前に書いた「初手68銀から始まる、未知の形の力戦に引き込む総合戦法」と言った所以で、相手の駒組みに合わせていろいろな形が指せます。

嬉野流相振り飛車は角道を開けていないため、銀を振り回しての端攻め、カマイタチ風中飛車、引き角から自玉頭から盛り上がるなど、本などになりようがない力戦が展開されます。

この辺は私がたまに上げてる棋譜や、将棋アイオーに有志の方が親切に上げていただいている棋譜(嬉野流タブまで付いてるので探しやすいはず?)を見ればいくつも出てくると思います。

もはや故・天野先生の本とはまったく別方向に変化してしまった感じですね。

話がグダりましたが、要は「先入観を持たず、相手の構えに合わせて自分の感覚で序盤を組み立てる」異筋の感覚が必要ってことです。

私が初級者どころか上級者の方にも自分の戦法を勧めないのは、これがキモだからなのです。

どうしても指したい、と言う方は私の上手くいった嬉野流の棋譜を見て、序盤の駒組みや中終盤の踏み込みについて、その意味に思いを馳せて貰えればと思います。

それにしても改めて文章にしてみても、やっぱり人に教えにくい戦法ですわ(苦笑)

 

いやー忙しい

現場が修羅場で頭をまとめるヒマなし。

すみませんがもうしばらくはこの調子です。

新版嬉野流において気をつけたいこと その1

まずは自分の駒組みから。

なおこれは速攻をする際のポイントで、相手が速攻を警戒して出来なかった場合はこれらは気にしないで下さい。

 

1、56歩57銀型を最優先すること

2、王は基本的に69まで

3、48銀の形はなるべく早く解消すること

4、49の金はなるべく動かさない

 

1は相手の飛車先交換の際に5筋の歩をパクられないようにするためで、85歩に対して角頭は受けません。例えば57銀優先した時に86歩同歩86飛と来たら78金で受けます。以下、87歩なら79角として次に96歩97角86歩78金の流れで87歩を掠め取り、乱戦にする狙いもあります。

2は78の金に紐をつける意味があり、新型は87歩で受けることが多いので例えばこちらの飛車の横効きが通っている状態で棒銀を食らって86銀まで来られた場合、88歩87歩同歩同銀成で突破されそうですが、88歩と受けて78成銀に同王と取れるため、何とか持ちこたえることが出来ます(長期間はムリですが)。当然、棒銀によくある15角の王手飛車のラインからズラす意味もあり、後述する48銀よりこちらが得かなと思ってます。

3は上がらないのが一番ではありますが、上がった場合、上記のような変化も含め、飛車の横効きが生命線になり易いのにそれを塞いでいるのと、49金48銀型は王の右への脱出行を塞いでしまっているためです。

4は一段金は飛車の打ち込みに強いので、いざという時に飛車を切る攻めが出来るのと、相手が31角54歩と角の活用を図ってきた場合、86歩同歩同角87歩に75角と引かれた時に39角成の逆先を食らうのと、この角成を受けるのが意外と難しいためです。69王と一段金の組合せの場合は相手の桂馬の動きに注意、57の空間のケアは常に頭に入れておいて下さい。

 

多少強引に理由付けをしてはありますが、当然ながら相手の駒組みによって細かく注意するところは都度変わってきます。

頭の隅っこにでも入れておくと良いかも?です。

旧版嬉野流と新版嬉野流について その2

旧版の嬉野流を始めた頃は棒銀でアッサリ突破を狙ってくる相手が多く、繰り出した左銀の斜め引きで受けるのを考えつくのにもかなりの実戦を経ることになりました。

何とか受かる、若しくは持ちこたえられる局面を作り、相手が飛車先交換と棒銀に掛けた手数をムダにしてこちらの攻めを如何に通すか、がキモでした。

土下座の歩も何とか相手の棒銀を凌いでその後にこちらの棒銀成功し、やっと角銀総交換して捌けたのも束の間、みんな決まって88歩と打ってきて毎回困らされた実戦経験を生かして産み出したものなのです。

というわけで旧版は言うなれば「相手の飛車先交換に掛けた手数分を最小限の手数で低く受け、そこが破られる前に斜め棒銀から一気に踏み込んで攻め倒すことを主眼」としていました。

新型はちょっと、というかだいぶコンセプトが変わりました。

その理由は、角を引かないことでいろいろと変化球が投げられるようになったのです。

その辺はあまりに細か過ぎてボリュームが大きいため、まだ説明するほど頭が整理出来ていませんが、新版は言うなれば「初手68銀から始まる、未知の力戦に引き込む総合戦法」というのが一番しっくりくるかなと思ってます。

相手が居飛車振り飛車横歩取り模様、相掛かり模様のどれを選択しても、こちらも必死に手を尽くせば対応が可能と思ってます。

旧版の破壊力はある程度は残しつつも、さらに相手への対応力とこちら側の選択肢を増やした、というとちょっとカッコ良すぎですかね?(苦笑)

でも私をリアルに知っている人やネット将棋のアカウントを知っている人は、相手の形によって様々な駒組みに変化し、珍妙な手作りから乱戦・勝負形に持ち込み、薄い王のまま寄せ切る(当然、惨敗も多々ありますw)棋譜をご覧になった方も多いと思います。

幼少の頃から本などは一切読まず、駒落ち上手を含めて実戦ばかりやってきた経験が、変な先入観を持たず千変万化する局面に対応出来ているのかなという気もします。

大ポカは未だによくやらかしますけど(苦笑)

 

旧版嬉野流と新版嬉野流について その1

共に初手68銀(二手目42銀)は変わらないのですが、三手目が違います。

旧版:79角(31角)

新版:56歩(54歩)

コレは旧版のみに成立する非常に厄介な対応が相手にあり、いろいろと手を試してもなかなか成功しにくかった経験によるものです。

ただ相手に一直線に飛車先を交換されてしまうと、旧版で初手からこの流れでさらにここで今までにない斬新なアイデアじゃね?と個人的に思っていた土下座の歩が新版では打てなくなるため、どうするかかなり悩みました。

しかし社団戦という団体戦にも出させてもらっている関係もあり、新版を採用することでこの土下座の歩が打てなくなることは諦めざるをえませんでした。

気になる対応というのはまだ旧版を愛好していただいてる方もいると思うので書きませんが、結構厄介なもので、一気にやられるわけではありませんがメンドくさい序盤を強いられる、とだけ言っておきます。

というわけで余程の事がない限り、今の私は新版嬉野流を使用しています。

 

主の将棋スペックについて その4

スペックラストです。

社会人編。

 

三重時代:配属されて四年ほど。

当時はまだあったアマ連本部の道場を見つけてフラリと顔を出したら、そこそこに通用したようで大会に誘われて出たりするも、仕事が忙しくなって数ヶ月もせずすぐに行かなくなり、完全引退状態。

このため超古いアマ連レーティング表に俺の名前が残ってたりする(もう期限切れと思われる)。

茨城時代:転勤になって五年ほど。

引退継続で仕事と対戦格ゲーばっかりの生活に。

将棋倶楽部24の存在を知り、たまーにやるも当時は2200の壁があまりに分厚く、ノー勉強のオレは突破出来ず、相手の素性も分からないからあまり燃えず、すぐやらなくなる。

東京時代:変わらない社畜生活だったが縁もあって結婚し、ますます仕事と思いきや、家でニコニコ生放送を見てたら将棋放送をやっていて転機が訪れる。

のちに天下一将棋会の強豪として名高い2991氏の放送を見て、対局を観戦すると一目で他の放送者とレベルの違う強さで対局して見たくなった。

一番手直りの対戦を挑み平手、香落ちと倒して角落ちまで行くもそれは流石に負かされるが、そこで相手もこちらを評価してくれたようで雑談となり、そこで天下一将棋会の存在を教えられる。

天下一将棋会時代:ゲーマーだった俺はすぐにゲームを見つけてすぐに一番上の段位(天位)に到達するも、絶対に勝てない相手とぶち当たる。

そう、中飛車穴熊を有力と見て研究しここまで広まる下地を作った、かの有名な天帝シェリル氏である。

序盤が抜群に上手くて色んな戦型を試すも勝負どころなく負け続けたため、子供の頃に得意だった角道を止めない中飛車(今で言うとゴキゲン中飛車)で初めて勝ち、将棋熱に再度火がつく。

家に将棋盤も本も無い当時のオレにとって、天下一将棋会は唯一の将棋を指せる場であり、ここで知り合った皆さんとはSNS等で繋がり、出張でその地に行ったときはわざわざゲーセンまで来てくれた方もおり、本当に様々な面でお世話になった。

将棋を続けるモチベーションとなったことに対し、皆さんには感謝の念しかない(一部、てめーふざけんな!と言いたくなるヤツはいるがw)。

その後は縁もあってニコニコ動画に自分の将棋動画をアップするようになる。

また天下一仲間に関東圏の将棋道場の存在を教えてもらい、道場で指すようになり、社団戦やマグロ大会に誘われて出場するようになる。

過去の財産もあって天下一将棋会で将棋勘もだいぶ復活していたのか、棋力はそんなに落ちていなかったようで、それなりの成績を残して少しずつ表舞台に顔を出し始める。

嬉野流考案:将棋熱に火がついたのはいいが、一年もするとみんな穴熊やらなんやらと同じような堅い王や定跡を重視する、途中まで似たような将棋ばかりと相対することとなり、将棋は未知の局面での知恵の絞りあいだと思っている俺は早くも飽きがきてしまう。

じゃあ人と違うことを、と初手端歩や角頭歩をやってみるも、やっぱり前例があるため結局同じ方向に行き着いてしまい、指していて面白くない。

「初手から前例のない、未知の局面へ相手を誘導するような手はないものか?」とぼんやり考えていると浮かんだのが、68銀79角という出だしであった。

当時は明確な構想もなく、こんなふざけた序盤で勝てたらカッコいいよな〜くらいの気持ちで、ここから最短でいける攻めは引き角棒銀かな?と指してみると意外と勝てる。

これは!と思い実戦で磨き上げて様々な試行錯誤を経て、運命の故天野先生との対局に繋がるのであった。

 

多少ふざけて書きましたが、こんな感じですか。

以降は嬉野流について書いていこうかと思います。