旧版嬉野流と新版嬉野流について その1
共に初手68銀(二手目42銀)は変わらないのですが、三手目が違います。
旧版:79角(31角)
新版:56歩(54歩)
コレは旧版のみに成立する非常に厄介な対応が相手にあり、いろいろと手を試してもなかなか成功しにくかった経験によるものです。
ただ相手に一直線に飛車先を交換されてしまうと、旧版で初手からこの流れでさらにここで今までにない斬新なアイデアじゃね?と個人的に思っていた土下座の歩が新版では打てなくなるため、どうするかかなり悩みました。
しかし社団戦という団体戦にも出させてもらっている関係もあり、新版を採用することでこの土下座の歩が打てなくなることは諦めざるをえませんでした。
気になる対応というのはまだ旧版を愛好していただいてる方もいると思うので書きませんが、結構厄介なもので、一気にやられるわけではありませんがメンドくさい序盤を強いられる、とだけ言っておきます。
というわけで余程の事がない限り、今の私は新版嬉野流を使用しています。